検証！！雨男は実在するか！
自分の身の回りを見ると必ず１人はいる雨男といわれる人！
私の山友達のＫ氏はＫ氏の妻も認める雨男。私が彼と２人だけで山へ登った回数は１９回ですが、その全天候を明らかにすることでＫ氏が本物の雨男なのか検証します。
　まず表１をご覧下さい。これは過去に私とＫ氏との山行における全天候を表にまとめたものです。
表１　Ｋ氏との山行と天候一覧(〜1998年)
山行 日数 　　　天候 年
晴れ 曇り 雨・雪
棒ノ折山から顔振峠 １ １ 　 　 １９８９
武甲山 １ １ 　 　 　
武川岳 １ 　 ０．５ ０．５ 　
川苔山・蕎麦粒山 １ １ 　 　 　
雲取山・大菩薩連嶺 ３ ２ 　 １ 　
天狗岳 １ 　 １ 　 　
大岳山 １ １ 　 　 　
伊豆ヶ岳 １ １ 　 　 １９９０
三頭山 １ 　 １ 　 　
塔ノ岳・丹沢山 １ １ 　 　 　
御前山 １ 　 １ 　 　
鉄砲木ノ頭 １ 　 １ 　 　
丹沢主脈縦走 ２ １ １ 　 １９９１
笠山・堂平山 １ １ 　 　 　
甲武信岳・三宝山 ２ ２ 　 　 １９９２
愛鷹連峰縦走 １ １ １ 　 １９９３
御正体山 ２ １ 　 　 １９９４
槍ヶ岳*1 ４ １ 　 ３ 　
天祖山 １ 　 １ 　 １９９５
安達太良山・一切経山*2 ２ １ ０．５ ０．５ １９９６
苗場山*3 ２ 　 　 ２ １９９７
蓮華岳 ２ 　 １ １ １９９８
集計 ３３ １６ ９ ８ 　
過去５年間 日数 晴れ 曇り 雨・雪 −
集計 １４ ４ ３．５ ６．５ −
:（*1　この山行はすごかった。横尾・槍沢ロッジ・小梨平とテントで３泊し、晴れたのは最終日だけ、梓川でテントを乾かして帰ったのが印象的だった。*2,3はＫ氏夫妻との山行）

次は表２です。これは私の全山行の天候です。なお、この表では全ﾃﾞｰﾀの集計が大変なので、複数日かかった山行も１回としてカウントし、その日程中の代表的な天候で数えています。（例えば３日の山行中、１日雨で２日晴れれば、晴れとしてカウントしている。）

表２　私の山行と天候（〜1998年）
　 山行数 晴れ 曇り 雨・雪
全山行 １９３ １２８ ５１ １４


単独

 全年 ５１ ３８ １０ ３
過去５年 ３９ ３１ ６ ２
　表１からＫ氏との山行では晴天率：４８％、悪天率：２４％です。
これに対して、表２の私の全山行では晴天率：６７％、悪天率：７％程度です。
過去５年間の集計ではＫ氏との山行の悪天率が４６％に達していることは驚くべき結果です！！（単独行での悪天率はわずか５％）
どうやらＫ氏は本物（の雨男）のようです。

　ここで、「単独行の時は天気予報が雨だったら、すぐに山行を止められるはずだ！」という意見もあるでしょう。
　実際、単独行は行動の自由度が大きく、前日に悪天が予想される場合は、山行を中止することも可能なため、一概に比較できません。ただ、ここ数年の私自身の記憶では、そのようなことはほとんど無かったと思います。だって、この週末に行こうと思ってるとだいたい晴れるし、予報では悪天でも直前に回復を始めることも多いんです。

　私自身このような集計は初めての試みで、正直驚いています。
ただ、Ｋ氏も初めから雨男だった訳ではないようです。表１でも９４年より前はほとんど雨は降らなかったのです。１９９４年に何かのきっかけでＫ氏が雨男になってしまったと考えるのが妥当ではないでしょうか。・・・・一体何があったのか？・・・・・
　しかしながら、これ以上立ち入った調査をすることはできません。いずれ明らかになったときに追って報告させていただきます（笑）

　９８年１１月にＫ氏に息子が誕生しました。誕生を心から祝福するとともに、息子も雨男にならないように祈っている次第です。（笑）
（大変ローカルな内容になってしまって申し訳ありませんでした。）